どろろ
2007.02.08 Thursday
監督:塩田明彦
出演:
妻夫木聡(百鬼丸)
柴咲コウ(どろろ)
中井貴一(醍醐影光)
瑛太(多宝丸/影光の第2子、百鬼丸の弟)
原田美枝子(百合/醍醐影光の妻、百鬼丸の母)
杉本哲太(鯖目)
土屋アンナ(鯖目の奥方)
チンピラ(劇団ひとり)
琵琶法師(中村嘉葎雄)



タイトルの「どろろ」ですが、別にお化け屋敷について何か書こうというわけではなく、手塚治虫原作の余りにも有名なコミックを原作とした劇場版「どろろ」を観に行ったもので
。
この映画を見ているうちに、ふとある映画(しかもB級特撮映画)を思い出したんですね。それも知っている人の方が少ないんじゃないかと言うほどの物凄いマイナー作品。
それは雨宮慶太監督の「ゼイラム」シリーズ。
知らない方にはこう書いてもさっぱり何のことか分からないと思うのですが、イメージとしては戦隊シリーズとか仮面ライダーなどの特撮ものが近いと思います。
ぶっちゃけて言えば賞金稼ぎのイリアが「ゼイラム」という宇宙最強のお尋ね者「ゼイラム」と戦う話が現代と戦国時代とで時代を変えて2作品あります。
勿論、低予算映画なので美術も「どろろ」と違ってハリボテとわかってしまう。ですが、ストーリィは意外にシリアスな展開で面白いんです。
脱線しますが、この作品に出会ったのは以前住んでいた家の近くのレンタルビデオ店。
今は潰れてしまってないんですが、このビデオ店の受付にはテレビモニターがありまして、いつも何らかしかの映画が掛かっていたんです。
そして店長のお奨めのビデオについてはパッケージに手書きの感想文が――要はモニターは店長が作品チェックのためにあったんですね。
ついでに言うと、その店長のお奨め傾向がなぜか私にぴったりだったんです。「ターミネーター」も実はこの店長のお陰で出会ったようなもので、それこそ私にとってはマイナー、メジャーを問わず、なるほどと思う作品に出会わせてくれた恩人のような方でした。
うーん。あの店長、どうしただろうな
その店長のお奨めの一つに「ゼイラム」があったんです。
手書きの感想文の方はどう書かれていたかもう記憶に残っていないんですが、とにかく素直に面白かったと思えた作品でした。なんと言っても秀逸なのが敵役「ゼイラム」の造型とBGM
で、この「どろろ」も「ゼイラム」のように結構、凝っている様に思えたんです。笑えるような要素も含まれてましたが、割と明確なメッセージも含まれていたし、そんなに悪くないと思いました。
”一生懸命に生きて何が悪い!”
そのとおりだと思います。
百鬼丸役の妻夫木聡も適役だと思います。むしろ「春の雪」よりもこちらの方が似合っていたように思いました。どろろ役の柴崎コウはちょっと力みすぎのような。ドルビー効果で聞く彼女の台詞はちょっと耳に優しくないです。
しかし時代設定を「HERO」と「乱」「もののけ姫」等をごちゃ混ぜにしたような架空なものにしたせいか嘘っぽさもそれほどではなく、「リア王」を土台にしたような親子の話も、中井貴一と妻夫木聡では年齢差がちょっとなさすぎな感じが一瞬したものの、さすが演技派の二人。ラストの殺陣も様になっていてカッコよかったです。ニュージーランドの広大な大地も日本の戦国時代に違和感無くマッチしていたし。
CGの出来はハリウッドとは予算が違いすぎるので仕方ないといえばそのとおりなんですけどね。
「グエムル」のように何でNZに居ながら「WATA」に頼まなかったんだろうと監督に文句の一つも言いたくなるのは「ロード・オブ・ザ・リング」ファンだからということにして、原作ファンにとっては改変部分が多く、受け入れがたいかもしれませんが、私個人としては映画は映画、漫画は漫画と割り切って子供のようにただ単純に楽しめばいいと思います。音楽も良かったし。
出演:
妻夫木聡(百鬼丸)
柴咲コウ(どろろ)
中井貴一(醍醐影光)
瑛太(多宝丸/影光の第2子、百鬼丸の弟)
原田美枝子(百合/醍醐影光の妻、百鬼丸の母)
杉本哲太(鯖目)
土屋アンナ(鯖目の奥方)
チンピラ(劇団ひとり)
琵琶法師(中村嘉葎雄)



タイトルの「どろろ」ですが、別にお化け屋敷について何か書こうというわけではなく、手塚治虫原作の余りにも有名なコミックを原作とした劇場版「どろろ」を観に行ったもので
。この映画を見ているうちに、ふとある映画(しかもB級特撮映画)を思い出したんですね。それも知っている人の方が少ないんじゃないかと言うほどの物凄いマイナー作品。
それは雨宮慶太監督の「ゼイラム」シリーズ。
知らない方にはこう書いてもさっぱり何のことか分からないと思うのですが、イメージとしては戦隊シリーズとか仮面ライダーなどの特撮ものが近いと思います。
ぶっちゃけて言えば賞金稼ぎのイリアが「ゼイラム」という宇宙最強のお尋ね者「ゼイラム」と戦う話が現代と戦国時代とで時代を変えて2作品あります。
勿論、低予算映画なので美術も「どろろ」と違ってハリボテとわかってしまう。ですが、ストーリィは意外にシリアスな展開で面白いんです。
脱線しますが、この作品に出会ったのは以前住んでいた家の近くのレンタルビデオ店。
今は潰れてしまってないんですが、このビデオ店の受付にはテレビモニターがありまして、いつも何らかしかの映画が掛かっていたんです。
そして店長のお奨めのビデオについてはパッケージに手書きの感想文が――要はモニターは店長が作品チェックのためにあったんですね。
ついでに言うと、その店長のお奨め傾向がなぜか私にぴったりだったんです。「ターミネーター」も実はこの店長のお陰で出会ったようなもので、それこそ私にとってはマイナー、メジャーを問わず、なるほどと思う作品に出会わせてくれた恩人のような方でした。
うーん。あの店長、どうしただろうな
その店長のお奨めの一つに「ゼイラム」があったんです。
手書きの感想文の方はどう書かれていたかもう記憶に残っていないんですが、とにかく素直に面白かったと思えた作品でした。なんと言っても秀逸なのが敵役「ゼイラム」の造型とBGM
で、この「どろろ」も「ゼイラム」のように結構、凝っている様に思えたんです。笑えるような要素も含まれてましたが、割と明確なメッセージも含まれていたし、そんなに悪くないと思いました。
”一生懸命に生きて何が悪い!”
そのとおりだと思います。
百鬼丸役の妻夫木聡も適役だと思います。むしろ「春の雪」よりもこちらの方が似合っていたように思いました。どろろ役の柴崎コウはちょっと力みすぎのような。ドルビー効果で聞く彼女の台詞はちょっと耳に優しくないです。
しかし時代設定を「HERO」と「乱」「もののけ姫」等をごちゃ混ぜにしたような架空なものにしたせいか嘘っぽさもそれほどではなく、「リア王」を土台にしたような親子の話も、中井貴一と妻夫木聡では年齢差がちょっとなさすぎな感じが一瞬したものの、さすが演技派の二人。ラストの殺陣も様になっていてカッコよかったです。ニュージーランドの広大な大地も日本の戦国時代に違和感無くマッチしていたし。
CGの出来はハリウッドとは予算が違いすぎるので仕方ないといえばそのとおりなんですけどね。
「グエムル」のように何でNZに居ながら「WATA」に頼まなかったんだろうと監督に文句の一つも言いたくなるのは「ロード・オブ・ザ・リング」ファンだからということにして、原作ファンにとっては改変部分が多く、受け入れがたいかもしれませんが、私個人としては映画は映画、漫画は漫画と割り切って子供のようにただ単純に楽しめばいいと思います。音楽も良かったし。






